10月2日(木)の紙面から

  古式に「苅穂(かりほ)祭」

 平川市にある猿賀神社(山谷敬宮司)は30日、同神社近くの神饌田(しんせんでん)で、出来秋に感謝する恒例の「苅穂(かりほ)祭」を行った。

 すげ笠に半てん姿の氏子たちが、春の御田植祭で手植えし順調に生育した黄金色の稲を古式にのっとってかまで刈り取るなど、昔ながらの稲刈りを再現しながら出来秋を喜んだ。

 今年は5月29日に御田植祭が行われ、氏子たちが広さ2aの水田にもち米「ユキミモチ」の苗を定植。猿賀地区の農家によると、今年の米の作柄は平年並みだという。

 苅穂祭には山谷宮司ら神職と神社関係者のほか、春に苗を手植えした氏子と猿賀小学校児童、同市外国語指導助手の合わせて約30人が参列。

 山谷宮司が「刈り初めの儀」を執り行った後、すげ笠にはんてん姿でかまを手にした氏子らが、実がぎっしりと詰まりこうべを垂れる黄金色の稲穂を古式にのっとって次々と刈り取っていき、参列者たちが刈り取ったばかりの稲を束ねたり、束ねた稲を棒掛けしたりと、昔ながらの稲刈り風景を再現した。

 刈り取ったもち米は、同神社の収穫感謝祭にあたる新嘗(にいなめ)祭で、もちにして神前に供えるという。  


  2日付の主な掲載記事

□19年度一般会計の黒字2億6886万円/田舎館村
□津軽獅子舞の視察調査/黒石市
□5日黒石市でミニ・インターナショナル・フレンドシップ・フェア
□弥生体験田稲刈りに100人/田舎館村
□観光りんご園にぎわう/黒石市
□写真特集/津軽新報創刊60周年謝恩パーティー


10月2日(木)のイベント

■県市議会議長会事務局職員研修会=平川市・南田温泉ホテルアップルランドー午後1時半(3日まで)
■黒石市中部地区平成大学=老人福祉センターー午後1時30分
■黒石商工会議所簿記講習会=産業会館ー午後6時30分(11月14日まで)
■黒石市「はじめての韓国語」講座=産業会館ー午後7時
■平川市社協ふれあい相談所=尾上地域福祉センターー午前9時
■平川市子育て相談=健康センターー午前10時
■藤崎町ポリオ予防接種=常盤老人福祉センター(受付)ー午後1時